どうして「お受験」するのか

なにも幼稚園や小学校をわざわざ「お受験」させなくたって、近所で十分じゃない?!という言葉は沢山聞くことができます。私立小学校に通うとなれば徒歩で通えるケースなら、特に問題はないのですが時には小学生が電車やバスに乗って近くの学校だった10分程度で登校できるものを、わざわざ30分や1時間かけて登校しなくてはいけないからです。わざわざ時間をかけて通学するとなれば、当然起床時間も早くなります。そこまでして子供を通わせるなんてかわいそうよ。という声も聞くのも納得できます。

それでもわざわざ子供に公共の乗り物を使い通学させようと願うのは、いったいなにが理由なのでしょうか?!中学からでもいいんじゃない。という話もよく聞くので「お受験」を考えた動機はどこからなのかが気になります。

お受験を考えるきっかけ

政財界に関わる家に生まれたら、悩むことなく周囲から「うちの家は代々○△だから」で路線が決められます。皇室に生まれたら学習院というように、今までの家の伝統しきたりそのままに学校もスムーズに決まります。お受験をする家庭が、どこも桁違いの資産家ばかりなことはありません。ごくごく普通の家庭でも私立小学校に子供を通わせているケースはたくさんあります。子供を「お受験」させようと考えたきっかけはいったい何をきっかけにしたのでしょうか?!

祖父母から

意外と多いのが、子供からするとおじいちゃんおばあちゃんにあたる祖父母からの勧めで「お受験」することを決意するケースが多くあります。孫に対して教育に良い環境を与えてあげたいというおじいちゃんおばちゃんの気持からでしょうか。例えば祖父母がまだ親の時代に、自分の子供を受験させなかったことをちょっと残念に思っているケースなどもあります。そのような場合には「お金は出してあげるから、受験させたらどう?」と子供に言うかもしれません。あの時受験させておけば・・と思うことがあるから、孫には子供にやらなかったことをしてあげたい。と願って結果的にお金も出すから・・という形で子供を説得して、受験させるケースです。

この場合は、祖父母が勧めて「お受験」をすることになったので、当たり前ですがとても協力的な祖父母になります。「お受験」をするための習い事の送り迎えを喜んでしてくれることもあるでしょう。また「お受験」に関わる費用の面でも全面的にバックアップしてくれます。子育て中の世代からすると、とてもありがたく時には面接用の親が着る洋服までも、祖父母が支払ってくれるでしょう。

なんといっても「お受験」は「お受験専用」の教室に通うのが一般的です。「お受験専用」の習い事に行く送り迎えも一苦労です。夫婦で働いている場合には、どう頑張っても一週間に2~3回の送り迎えもかなりの負担になるので、外の手を借りる必要が出てきます。こんな時に祖父母が全面的にバックアップしてくれると、心強い限りです。そして金額的にも祖父母がバックアップしてくれるとかなり助かります。「お受験」スタイルに必要な費用は、小さなことかもしれませんが目に見えない費用がたくさん必要になります。

音楽の習い事をしたり、運動系の習いごと、そして「お受験」する学校によっては、絵の練習といったことも必要になります。そして願書に添付する写真も、かなり上手に撮ってくれる写真館にお願いするとやはり金額もそれなりにかかります。そして願書の描き方に親の面接の受け答えなど、親もかなりの時間を取られるので外食などが増えてしまうかもしれません。でも面接の時に「よく外にご飯をたべにいきます。」な~んて子供に言われてしまえば、すべて水の泡になってしまうので家で食べることが基本になるので、おばあちゃんが食事などを作ってくれたりといった面でも大活躍してくれることでしょう。

夫婦で出した結論

夫婦で「お受験」することを決めるケースは、自分達が私立小学校出身者でそのままエスカレーター式に付属の中学高校そして大学を卒業してる場合には、できれば自分の母校に子供も通わせたいと願うでしょう。これは当然だろうな~と思います。特にパパが自分がその出身大学でスポーツをしていたら、もし男の子だったら自分と同じスポーツをしてもらいたい。と考えるのも納得です。

母親の場合には、自分が学んだ環境がとても良く未だに同窓生とも行き来をしているので、できれば娘にも同じような環境で育ってもらって楽しい学校生活を送ってもらいたいと願うのでしょう。

その逆のケースもあります。両親共に地方出身者で首都圏などの受験情報を知ることで、これだったら「お受験」することを視野に入れようと結論付けるかもしれません。「お受験」をしなければ通学するはずの公立小学校の評判が気になり、いろいろ検討した結果で公立ではなく私学を選ぶということもあります。

祖父母が勧めたケースと違って、夫婦で「お受験」することを決めた場合には志望動機のすり合わせなどをする必要もないので、夫婦で子供の合格を目標に頑張ります。学校説明会や運動会の見学などは、当然夫婦で参加して子供にとってベストな学校はどこだ?!といういうことに主軸を置いて学校選びにも熱が入ることでしょう。

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